お手伝いに行ってる先で、遠足にきた保育園児たちのお土産を一人一人手渡していました。
小さな手で受け取る子供たちの横、それを見張るように仁王立ちの先生がいました。
(書き方悪意ある笑)
ありがとうのお礼が抜けた子に対して、すかさず「ありがとうは⁈」とチェックが入ります。その言葉に反応し、園児たちは「ありがとう」と返してくれます。
子供たちはとても可愛かったのですが、一連が流れ作業のようで、違和感が残りました。

ですが振り返ってみれば、わたしもこうやって育ってきたのだと気付きました。多くの人が多分そうで、わたしも子供に対して言ったことがあります。よくある日常の一コマです。
本来ならば、ありがとう、という感謝の中身、その言葉を発する時の心の状態、それを感じることを教えてあげるものではないのかなと。
なにかにつけて感謝しましょう、とよくありますが、そう言われても実際のところ、ピンとこないのは感謝そのものの意味が分からなくなっているのだと思います。
言葉だけが先行してしまい、感謝そのものをわたしたちは上手く伝えられてきてなかったのでしょう。
自然と湧き上がる、ありがたいという気持ちから発するありがとう。
そんな瞬間を経験をしていきたいなと思います。